たとえば、素足でムク材の床の上を歩いてみて下さい。
そのなんともいえないぬくもりに、ほっと心がなごまされることを覚えるのではないでしょうか。
木は私たちにぬくもりややさしさを感じさせてくれます。
それは木の持つ触覚的、視覚的な効果によるもののようです。
木に触れるとほのかに暖かさを感じるのはなぜでしょう。
熱は温度の高い方から低い方へと移っていく性質をもっています。
冷たいものに触れた時は、それらに体温が奪われるので冷たいと感じるのです。
木の細胞には空気が詰まっていて、それが熱を伝えにくくしています。
そのため、触れた時に熱が流れることがなく暖かさを感じるのです。
さらにその細胞は空気中の湿度が高くなると湿気を吸収し、低くなると湿気を放出するという調湿作用も併せ持っており、室内の空気をいつも快適にしてくれます。
天然の素材には生まれながらに持ち合わせている優れた特性がたくさん含まれています。
私たちはそんな自然素材を活かした家づくりを大切にしています。